2009年05月10日

沖縄諞 その一

翌日朝、羽田空港からJALのジャンボジェット機で旅立った。
沖縄ブームが始まるはるか前で、機内の乗客は五十人もいない。
私は機内の真ん中辺りの乗降口傍のシートに座った。
前にスチュワーデス(今はキャビンアテンダントというのかな?)が座っている以外誰もいない。
彼女も離陸後の作業もすぐに終わり、手持ち無沙汰の様子で盛んに話し掛けてくる。
やがて雲一つない快晴の中、飛行機は鹿児島上空から奄美大島上空を過ぎ、徐々に高度を下げていく。
少しづつ海の色がグリーンから濃いブルーに変化していった。
さらに沖縄に近づくと、この世のものとは思えないマリンブルーになり、海底の珊瑚礁が見えだした。
私はたちまち我を忘れて夢中になり、顔は窓口に釘付けになってスチュワーデスに言った。
「スチュワーデスさん!もうここでいいからドアを空けて僕を降ろしてください。飛び込みますから!」
彼女は大口を開けて笑いだした。でも私はマジにそうしたいという気持ちだった。【沖縄中毒の始まりである。
尻餅をつくような格好で、ドシンと飛行機は那覇空港に着陸した。
ランディングする飛行機の窓から、強い陽射しを受けた風景がやけに眩しい。
手荷物を受け取り外に出た。
日本地図を頭の中に思い浮かべ沖縄の位置を確認して、遂に来たぞと二度ほど右足で地面を踏んだ。
タクシーを拾い、指定された沖縄ジァンジァンのある国際通りへ向かう。
タクシーのラジオからは琉球民謡と琉球言葉で喋るDJの声が流れる。意味はさっぱりわからないが、異境の地にきたという実感が湧く。
陽射しは強く、まわりの樹々の緑は深く生命力を感じさせる。窓から流れ込む風に沖縄を感じながら十分程で沖縄ジァンジァンに着いた。
前日に説明された金城さんという女性の責任者を尋ねた。
小柄な女性で、はにかみながら今後のスケジュールを教えてくれた。
posted by アナログオヤジ at 13:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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