2009年05月10日

沖縄編 その十

前半のバンド演奏が終り、再びクラシックパートの演奏が始まった。
一旦、機材保護のために下げた全フェーダの位置に印をつけ、再びシンフォニーパート、合唱パートのバランスをとりなおし、印を付けた。この後の本番の時、どういうふうにやっていくかを話すために、後ろを振り向いてディレクターを見た。彼はシンフォニーの演奏ミスやバンドとの音量差をどうしたら好いかわからず、困り切った顔で私に視線を向けた。しかし、あくまでもリハーサルだ。演奏ミスは本番でどうなるかわからない。(今悩んでもしょうがない)とにかく本番を録音するしかない。
それよりもバンドとシンフォニーの音量差をどのようにして録音するかが問題である。
私はディレクターにスコアーを追ってもらい、バンド演奏が始まる四小節前に合図をしてもらい、一小節前から大声で一拍づつカウントしてほしい、また、バンド演奏が終るときも同様にやってほしい旨伝えた。
次に、関口と佐藤を呼び、ディレクターの掛け声で私と一緒にフェーダの上げ下げをやるように指示し、受け持ちの場所を指定した。三十本の指でやるのである。二回の動作で九十本のマイクを操作できる。後の細かなレベル調整はミックスダウンでやるつもりだ。
小休止を挟み後半に入るが、この間にストリングスパートにコンタクトマイクをつけ、ポータブルミキサーで音をまとめて調整室に送るよう関口に指示。
後半の演奏中にバランスと音決めをやり直すためだ。
関口とターザンが機材を持って調整室を飛び出した。
しかし関口だけがすぐに戻ってきた。
忘れ物かと思っていると私に近づき耳打ちした。
「超ミニスカートのかわいいおねぇちゃんがオケピットでバイオリン弾いてますぜ!」「そうか」と頷き私は調整室を飛び出した。《何をやってんだかぁ》
posted by アナログオヤジ at 19:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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